陶芸が好きな丸子の紹介で、聴竹居のことを存じました。竹の音を聴く居=「聴竹居」と名付けられたその住宅は、1928年に京都大山崎に建てられた。

設計者について、ご紹介致します。藤井厚二(1888~1938)は広島生まれで、東京帝国大学を卒業後は竹中工務店に入りました。そこで6年間働いた後に京都帝国大学の教員となり、講義をするかたわらいろいろな住宅を設計しました。

こちらは木造平屋50坪強の住宅ですが、そこで考えたことの多さ、デザイン密度の高さに驚かされました。和と洋、明と暗、細部と全体のバランスが良いと言われています。

読書室  

裕福な家に生まれ藤井さんは建築家になってからもその財力に恵まれた生活の中で、自邸を“実験住宅”と称し、いくつも自邸を建てて、その住み心地を検証しながら、その結果を実際の建築に活かしながら、独自の空間を創りだした男である。


縁側です。

彼の実験の中で、日本の自然環境、気候風土に適した住宅について考え、自然工学の視点から採光、通風、換気、断熱などを科学的に理論化して、住宅に活かす試みを実践、また、環境との共生を考えながら和洋折衷のデザインを取り入れた日本人の新しいライフスタイルに合った住宅を模索してきた

客室
室内も現代以上にモダンで素敵です。西洋の影響を受けデザインされながら生活を配慮した盛りたくさんの仕掛けがされています。


の間と板の間の高さをかえることで生活の目線を合わせたり、その段差には敷地の下に流れる川から夏場などそこをあけることで冷たい風が上がるよう土管で風道を造ったりし、さらにそれが屋根裏へ抜けるよう天井には換気口がデザインされています。いつか、見学しにいきたいですね

 


聴竹居http://www.chochikukyo.com/

日本建築の美しい聴竹居 Chochikukyo


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