『再』の使い方
1「再び」「もう一度」「また」の再
★ 日本語の「再び」「もう一度」「また」は時制に関係なく、過去でも未来でも同じ動作が
また行われることを表せます。しかし、中国語の『再』は未来にもう一度行うことにしか
使えません。
例:昨日彼はまた来ました。
×昨天他再來了 ◯昨天他又來了
例:再びお邪魔して、すみません。
×我再打擾你了、對不起。 ◯我又打擾你了、對不起。
以上は全部過去のことですから、『再』を使えません。
★『再』は未来に同じことがもう一度行われることを表します。
例:◯請你再說一遍。 (もう一度言ってください)
例:◯我明天再打電話給你。(明日また電話します)
—>『再』は、数量詞と使う場合が多いです(再一次、再一杯など)。使い方を間違えない
ように気をつけてください。
例1:×請你再一遍說 ◯請你再說一遍
例2:×我想再一次去中国 ◯我想再去中国一次
例3:×你再ㄧ次不來上課、不能考試 ◯你再不來上課、不能考試
—>殆どの副詞は形容と動詞しか修飾できません。『再』は未来に同じ動作が重複すること
を表すので、動詞を直接修飾しなければなりません。
—>Q:なぜ例3で『再』の後の数量詞がなくなるの。
A:『再』は否定文では数量詞と一緒に使えません。つまり、「もう一度しない」は『再不 做』十分表せますから、数量詞の“一次”はいらないのです。『再一次不做』とはいえません。
2「〜してから」の再
★いつもあるいは未来において、ある動作が行われてから次の動作をすることを表すために、 『再』を使います。
例:我常常吃了飯再刷牙。(僕はいつもご飯の後に齒を磨きます)
例:你打了電話再去吧 。 (電話をしてから行きなさい)
例:喝了茶再走吧! (お茶を飲んでから行きましょう)
3「もっと」の再
★「もっと」は中国語に訳すと『再』『更』の意味になりますが、一部の人は「もっと良い」
「もっと安い」の『更好』『更便宜』の『更』につられて、「もっと」の意味を表す中国語は 『更』だけであると思い込んだ。
例:もっと考えてください。 ×請更想想 ◯請再想想
例:好きだったら、もっと食べてください。×你喜歡的話更吃吧 ◯你喜歡的話再吃吧
4形容詞を修飾する、「どんなに」の再
★条件文で形容詞のレベルの極端な状況を示し、その条件を受けて、後半の文が「どんな条件でも するか、あるいはしないか」という強い意志を表すものがあります。こうした条件文の前半に ある形容詞の前に『再』を使い、「どんなに」を表します。後の動詞の前の「也」と呼応しま す。
例:再貴我也要買。 (どんなに高くても私は買いたい)
例:再好吃我也不吃。 (どんなに美味しくても、私は食べません)
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