【被】の使い方
【被】の受身文
1、不愉快ならば受身文に“被”を使う
例:我被狗咬了(私は犬に噛まれた)
例:他被老師罵了(彼は先生に叱れた)
例:我的腳踏車被偷了(私の自転車が盗まれた)
例:房子被燒了(家が焼かれた)
例:他被人打了。(彼は誰かに殴られた)
例:那本書被人拿走了。(あの本は誰かに持って行かれた)
2、不愉快でなければ、“被”を使わない
例:(この方法は大丈夫と言われる)
×這個方法被說沒問題
◯這個方法據說沒問題
例:(彼の心は幸せに満たされた)
×他的心被充滿了幸福
◯他的心充滿了幸福
3、自動詞は受身文に使えない
不愉快であっても、動詞が自動詞の場合は“被”を使えません。次の3
つの場合は受身文に使えません。
3−1 日本語では他動詞でも、中国語で自動詞のものは受身文に使えません。
例:僕は母に怒られた 例:木が倒れた
×我被媽媽生氣 ×樹被倒了
◯我被媽媽批評 ◯樹被刮倒了
★「怒る」「倒す」は他動詞。「生気」「倒」は自動詞。
3−2 日本語にある「動詞+使役の『す.さす』+受身の『れる.られる』」の
ような形は中国語にはない。動作主を主語にして、使役文にするか。
結果補語の構造を使って、さらに受身にします。
「泣かされる」ー>哭ー>弄哭。
「立たされた」ー>站ー>罰站
例:あの子は彼に泣かされた 例:彼は先生に立たされ
×那個孩子被他哭了 ×他被老師站了
◯那個孩子讓他弄哭了 ◯他被老師罰站了 ◯老師罰他站了
3−3 日本語には自動詞の受身中国語にはそのような表現がないので、能動
文で表現するしかない。
例:彼に先に行かれた 例:赤ん坊に一晩中泣かれた
×我被他先走一步 ×我被孩子哭了一晚
◯讓他先走一步 ◯孩子哭了一晚
4、いつものことでなければ、動詞を単独では使えなければなりません
受身文の動詞は必ず他の成分(補語、助詞“了”など)と一緒に使わな
ければならない。
例:僕の足は踏まれた 例:犯人は捕まえられた
×我的腳被踏 ×犯人被抓
◯我的腳被踏了 ◯犯人被抓了
しかし、いつもされることならば、動詞を単独で使うこともできます。
例:あの子はいつもいじめられる 例:僕はいつも父に怒られる
那個孩子常常被人欺負
我常被爸爸批評